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ひとり言 バックナンバー 7

Contents

Scene31 テレビゲームの進歩

Scene32 女性ドライバーの速さ

Scene33 フレームについて

Scene34 ヘルメットについて

Scene35 人間性もトップであれ


Scene31 テレビゲームの進歩

レース好きな方なら1度はテレビゲームでレースをしたことがあるでしょう。レースゲームはソフト売場の一角を占めるほど豊富な種類があります。またCMでも頻繁に見かけるように続々と新製品が発売されています。今回はカートから少し離れるかもしれませんが、ついつい夢中になってしまうレースゲームについてです。

◆レースゲームの変遷

ファミコンの時代

スーパーファミコンの時代

メガドライブ〜セガサターンの普及

プレイステーションの台頭

過去にレーシングカートのゲームも作成されましたが残念ながらカートドライビングをリアルに再現していたとは感じませんでした。リアルなカートのゲームが製作されないかと期待しています。

ゲームは実際のレースに役立つか?

視力と指先を使うゲームは体力面で得ることは少ないと思います。利点を挙げるとすれば集中力や速く走るためにはどうするか?と考える≠ネどの精神的な面では得るものがあるのではないかと思います。

ゲームはあくまでも仮想空間を個人で楽しむものですから実際のカートと比較するのはおかしいかもしれませんが、あえて違いを挙げるならカートで走るためには人との関係を重ねることで走ることができ、またレースが出来るということでしょう。

F1では「人」「モノ」「金」に関する政治的な面≠ェとりあげられることがありますがカートもモータースポーツであるためこの「人」「モノ」「金」に関連した出来事には誰でも直面します。

カートに接することで人それぞれのドラマ≠ェ生まれます。

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Scene32 女性ドライバーの速さ

レラ・ロンバルディー('76 F1)、ジョバンナ・アマティー('92 F1)、サーラ・カヴァナ('98 Fポン) レースシーンに登場した女性ドライバーの名前をあげましたが、カートでも当然活躍した女性ドライバーがいます。

高橋佐和子 80年代後半から90年代初期に全日本まで進出したドライバー

成澤志麻 '92〜93年頃破竹の快進撃を披露した(ちなみに地方戦は関東(西地域)です)

小山昌子 '97地方選手権関東(西)でシリーズチャンピオンを獲得後、全日本(東)に参戦

八木真喜子 '99地方戦中国地域FA2クラスでシリーズチャンピオンを獲得

その他にシャーロット・ヘルベルグやソフィー・M・コーペン(Photo Galleryに画像あり)も忘れられないドライバーです。

全体から見れば女性カートドライバーの比率が少ないのでハッキリしたことは解りませんが、ジュニアドライバー(Scene17)と同様に女性ドライバーも練習次第で男性に負けない走りが出来ると思いますし過去の結果もそれを裏付けています。

女性ドライバーの活躍要素

女子スポーツとなるべきか

バレーボール、スケート、ゴルフなどでは、いずれも男子と女子が別々にリーグやトーナメントなどで試合をしています。カートではYAMAHAの全国大会のレディースクラスや一部のローカルレースでレディースクラスがある他は男女の別なくレースにエントリーしています。現状では女性ドライバーのエントリーが少なくクラスの創設に至らない状況ですがエントリーが増えればレディースクラスが開催されることは必至です。

モータースポーツの特徴(参考「F1激走読本」別冊宝島148)

モータースポーツはスポーツの持つ2つの側面≠持っています。ひとつは陸上や水泳などに代表される記録向上を信条とする自分との戦い≠するもの。2つ目はサッカーやバスケットボールなど接触プレーはルール違反だが時に他人と激しくぶつかりながら争うもの。カートで言えばタイムトライアル≠ニ相手との接触でクラッシュも起こりうるレースバトル≠ェ相当すると思います。多くのスポーツがどちらかひとつの特徴を極めるのに対しモータースポーツは自分との戦い≠ニ相手との戦い≠サのどちらにも勝たなければならないのです。

女性ドライバーに限らず結果を出すには、いかに相手との戦い≠フ要素を低減することができるかにかかっていると思います。自分との戦い<^イムトライアルで上位グリッドを獲得し先行逃げ切りで優勝が理想の勝ち方のひとつです。

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Scene33 フレームについて

カートフレーム(シャシー)を初めて見た人はパイプで出来た骨組≠ノしか見えないと思いますがフレームはとても大きな役割を担っています。

フレームのメーカー(=カートメーカー)は世界各国にありますが、主にヨーロッパに多くのメーカーが存在しています。カートの本場はF1同様にヨーロッパです。このためヨーロッパではメーカー間の競争も激しく、また優勝するとかなりの宣伝効果もあることからメーカーがワークス体制を組みトップドライバーを擁して戦っています。逆にF1を目指すドライバーはまずカートメーカーのワークスドライバーとなり好成績を残すことで自分をアピールしてステップアップします。

日本のカートメーカーはYAMAHAのほか数社がありますが、イメージとして国産は入門用の感がありステップアップすると輸入品を購入するドライバーが多いようです。これはSLレースでYAMAHAのワンメイククラスが開催されていることや国産の方が初期購入費が輸入モデルに比べると少し安いということが理由のようです。

最初に購入するフレームは国産か輸入、新品か中古(バックナンバー5-Scene25に関連記事あり)と千差万別です。とにかく最初に購入したフレームでカートドライビングを練習しマスターするのでこの1台目に購入するフレームの役割は大きいと思います。ショップが輸入品を推奨する理由のひとつもこの点にあります。

フレームを変える時、あらかじめいろいろなフレームに試乗して購入できれば不安も少ないと思いますが、現実にはなかなか思うようにはいきません。知り合いの乗っているマシンを借りて乗ってみても毎年モディファイされているニューモデルの参考にはなりません。

本当に自分に合ったフレームを手にするためには経験豊富なカートショップの方に自分の走りを見てもらわなければ叶わないと思います。またフレームに合ったドライビングを指導してもらうことも重要です。ショップによっては推奨するメーカーが決まっていて選択の幅が狭い場合もあります。これはデータの共有やパーツの流用などのメリットを考えてメーカーを推奨することが多いのですが、中には「取引の都合で特定のメーカーをある程度売らなければならない」ということもあるようです。

どんな道具でもすぐに順応し使いこなしてしまう器用な人ならばすぐに乗りこなしてしまうかもしれません。しかし、ドライバーには一度身につけた自分のスタイルをなかなか変えることが出来ない人もいます。中には新しいフレームを購入したが自分のドライビングスタイルに合わず苦しんでいるドライバーもいると思います。ブランド名や広告だけで決めるのはかなり危険だと思います。自分にピッタリ合ったフレームが買えればいいのですが合わないフレームだったら多くの時間をかけて慣れるか買い換えになってしまいます。

フレームの変更はドライバーにとって大きな転機だと思います。

追記

'99のフォーミュラー・ニッポンは選択したシャシーがシーズンの明暗を分けました。タイヤとエンジンに大きな差のなくなった'99シーズンはがレイナード対ローラのシャシー対決となりレイナード勢が圧倒的に優位にたち、シーズン半ばにローラからレイナードにシャシーを変更したチームもありました。フォーミュラーカーのシャシーはカートフレームとは比較にならないほど高価なものです。シャシーの持つ役割の大きさが良くわかる出来事でした。

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Scene34 ヘルメットについて

ドライバーを見分けるとき重要な物の中にヘルメットがあります。ヘルメットのカラーリングはドライバーが個性を出しているので見ていて楽しいものです。好きなレーシングドライバーのレプリカやオリジナルのカラーリング、漢字で大きく名前や好きな言葉を書いている人もいます。

ヘルメットはドライバーの頭部を衝撃から守るためにかぶります。カートは横転することは少ないのですがクラッシュ時には予期できない力でマシンから投げ出されたり他車がぶつかってくることも考えられます。また激しく回転するタイヤが石を跳ね飛ばすこともあります。このとき小石は弾丸に匹敵する勢いになることもありヘルメットやバイザー(透明な素材で視界を得る部分に装着するもの)には強い強度が求められます。

ヘルメットの構造は表面の硬い殻の部分(シェル)と内側の衝撃吸収部分(ライナー)からできています。シェルは物が貫通したり頭が圧迫されないよう硬い素材で作られています。実際に見たことはありませんが大きな衝撃や一点にかかる衝撃を押さえるために限界まで耐えた後は割れて衝撃を弱めることもあるようです。ライナーの素材には発泡スチロールや発泡樹脂などが使われているようです。ライナーは頭部が受ける衝撃(頭の重さから生まれる力と外部からかかる衝撃)を和らげます。

ヘルメットの威力は衝撃からドライバーを守る他に火災からドライバーを守ります。'89F1サンマリノGPでフェラーリのゲルハルト・ベルガーがタンブレロコーナーでクラッシュ、マシンが炎に包まれるというアクシデントが発生。このときベルガーはコクピットの中で気を失いオフィシャルが救出するまでの数秒間炎に包まれたにもかかわらずヘルメットやレーシングスーツに守られ、わずかな火傷を負っただけで数レース後にはドライバーとしてグランプリに復帰したのです。(このとき使用していたヘルメットがArai製で大きな賞賛を受けユーザーを増やしたという逸話もある)

余談ですが火災や災害時にヘルメットやレーシングスーツが役に立つような気がします。

クラッシュ時に身を守るためにかぶるヘルメットですがクラッシュが起こらなければ個性を見せるいい素材なのでいろいろなデザインで走ってもらいたいと思います。塗装の時は塗料でインナーを劣化させないように気をつけてください。あくまでも自分を守る道具ですから頭に合ったサイズ(安易に人から借りない)でアゴひも≠ニシールド≠間違いなく使用して走ってください。

最後に、ヘルメットは高い安全性を誇っていますがそれは頭部を外傷から守る点においてです。クラッシュが起こった時の安全を大きく見てみるとヘルメットが優秀なだけに首(頚椎)≠フ無防備さが気にかかります。各種プロテクター、ネックサポート、耐火フェイスマスクの使用も考えてみるべきではないかと思います。

今回Araiヘルメットのサイトを参考にしました。アライNEWSのバイクの奨め≠コひご覧ください。

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Scene35 人間性もトップであれ

レーシングドライバーとして究極の姿はカリスマ的存在になる≠アとではないかと思います。現F1ドライバーで言えばM・シューマッハがその域に達しているのではないかと思います。シューマッハはとかく内輪もめの多かったフェラーリをさまざまな面でまとめあげ(もちろんジャン・トッドらの力も大きい)チームのけん引役となっています。ドライバーとしての実力と人間性が共に高いレベルにあることで人々の心≠結集することが出来ているのでしょう。

もちろん私達はF1で戦うレーシングドライバーではないし、ここでカリスマ的存在になる≠ラきだなどと言うつもりはありません。しかし、身近な人が忠告≠オてくれたり困ったり壁にぶつかった時助言≠オてもらえるような存在になることに損はないと思います。これは大変な努力を必要とすることではなく常識的行動≠ニ少しの勇気≠ナOKです。その第一歩は「自分から話しかける」、次に「言葉づかいに気をつける」出来れば「さわやかスマイル」があれば言うことなしです。

以上のことを心がけていればショップ、コース、最近はネット(さわやかスマイルは無理かも)でもあなたは歓迎されると思います。逆に歓迎されないのは人間性(人間味といってもいいかもしれません)が欠けている人、言い換えると人としてのモラル=i道徳)やマナー=i礼儀)が欠落している人となります。

最近コースマナーの悪さを耳にすることも多いのですが、マナーの悪いと言われる人は→常識的行動≠ニ少しの勇気≠フない人→忠告≠竍助言≠してもらえない人→マナーの悪い人 これは私の勝手な論法かもしれませんが… 人としてのモラル≠竍マナー≠ェ欠落していてはカートだけでなく普段の生活でも歓迎されない人物といわざるを得ません。

カートを広めたいと頑張っていらっしゃる方達(カートショップの方が多い)のお話を聞いていると「今よりさらにカートに熱中してほしい」と願っておられると強く感じます。同時に「カートしか知らない(礼儀も知らない)カート馬鹿にはなってほしくない」と複雑な想いをお持ちのようです。

ショップと顧客という関係を超えて親しく交流してカート以外のことも伝えたい、しかし相手がどこまでを受けとめてくれるのか?カート以外の言葉を求めているかどうか?判断するのが難しいところです。ショップの近くに住んでいれば頻繁に顔出しもできて話しも出来ますが、たまにしか来店しない方や遠方に住んでいる方はそうもいきません。これからのカートショップはEメールでチーム員とのコミュニケーションを深めてゆくようになるかもしれません。

カートをやるからには少しでも速く、いい順位で と願うことは自然だと思います。しかし、他人を蹴散らしてでも勝とうとすることには疑問を感じます。モータースポーツすべてにあてはまると思いますが、走ることは自分との戦いです。ドライバーそれぞれが自分と戦う場所≠ニしてレースにエントリーして自分との戦いが∴齡ヤ速かった人が優勝なのです。だから他のドライバーからも祝福されるのです。

「他人に負けた」と恨んだり、「インを閉めた閉めなかった」と後で言っても何も解決しません。悔しさを次の活力に転化できるように努力してほしいです。モラル≠竍マナー≠底辺とするとそれよりも高いところにある何かをつかめるくらい人間性を高めてほしいと思います。カートはそれができるものだと思っています。

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