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ひとり言 バックナンバー 5

Contents

Scene21 愛国心ありますか?  

Scene22 ピットでタバコは吸わないで

Scene23 賞品と表彰式

Scene24 関東(西)エントラント

Scene25 振動とクラックについて
 


Scene21 愛国心ありますか?

スポーツの世界では選手の名前と共に出身国名が伝えられます。カートをはじめモータースポーツも様々な国のドライバーが集いレースをしています。

初期のF1がナショナルカラー(ブリッティッシュグリーン、フレンチブルー、イタリアンレッドなど)に塗られていたのをご存知の方も多いと思います。元は国別対抗レースの色合いが濃かったことがわかります。国別対抗の根底には過去の民族対立や戦争の記憶があるようです。

平和な時代となった今、F1チームも多国籍の人間で構成されています。一見過去の記憶は消えたように見えますが、現在では各国の巨大自動車メーカーが戦う経済戦争の場になりつつあります。

F1を見ているとき、やっぱり高木虎之助が気になります。それは高木がカートに乗っていた時から知っているからだろうか?と考えてみたけれど、だったら中島悟はどう説明できるのか?これはもしかして日本人だからという理由しかあてはまらないのでは?同じ国民だからってことは日本が好きなのか?これって「愛国心」?と疑問がふつふつと沸いてきたのです。

パスポートを取るとき以外「国籍」なんて考えることなく生活している私達が日本人を応援する時、そこには無意識ではあるけれど「愛国心」があると思います。日本人が日頃「愛国心」を意識していないのは単一民族だからという話を聞いたことがあります。

母国を応援するのは世界共通です。シューマッハで盛りあがるドイツGP、フェラーリが走れば熱狂の嵐のイタリアGPなどそこには「祖国の誇り(誇り=望みをはたして満足すること・自慢)」をもって応援する人達の姿があります。

応援する側には「愛国心」があると述べましたが、応援される側から見た場合を考えてみたいと思います。

一人で海外に渡り現地のチームに所属し活動する場合(モータースポーツの場合このパターンが多い)現地では単に「日本から来た奴」であって一人のメンバーとして活動できる事で日本での評判を実感することはないと思います。また、様々な人種がいる環境であることからそれほど日本を強く意識しないのではないかと想像されます。(F1の高木やサッカーの中田を思い出します)

しかし日本ではマスコミによって「日本から海外に渡って活動する○○さん」と日本代表選手に祭り上げられてしまいます。いつのまにやら日本代表選手に祭り上げられて「俺を○○という一人の人間として見てくれ!」と心の中で叫んだ方もいたと思います。この点はマスコミの取り上げ方にも問題があるような気がします。この取り上げられ方に選手の方がどのような気持ちなのかわかりませんが、迎える側の気持ちの中には「日本(日本人)として頑張ってくれ」という気持ちがあります。

日本選手団として競技に参加するのと、単身武者修業で活動するのでは「日本」とか「母国」という考えや想いに違いがあると思いますが、意識しないという人はいないでしょう。

モータースポーツに限らずスポーツ選手は国と国の関係や愛国心を無視することはできないと思います。

追記

2000年の初め現在の情報では2000年F1に日本人ドライバーがいなくなる可能性が高いと報じられました。その代わりと言ってはなんですが、CARTのほうに日本人ドライバー2人がレギュラー参戦するというニュースが伝えられ海外のレースに注目しているファンにとっては一安心されたのではと思いました。

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Scene22 ピットでタバコは吸わないで

以前「ひとりごと」のあとがきで書いたことですが、残したいのでここに掲載します。

99年10月、東海村で核臨界事故が起きました。「あってはならないこと。」「手順を無視したミス。」などを聞いてあることを連想しました。それはピットでの火災です。

レース時にはきびしく火気厳禁とされますが、練習走行日ではときおりピットでタバコを手にした人を見たことがあります。またレース観戦に来た人がタバコを吸いながらピットを歩いていたなんてこともあります。ピットにはガソリンをはじめオイルやケミカルスプレーなど引火性の高いものがも多く危険です。もし火災になったらかなりの被害になることは間違いありません。

ピットでの喫煙は絶対やめてください。またプラグの点火テストや静電気でも引火の引き金になる可能性があります。地方選手権以上では各チームごとに消火器の携帯が義務づけられていますが、ローカルレースや練習走行日では注意がおろそかになりがちです。液体ガソリンは気化したガソリンに比べれば引火性は低いかもしれませんが「今まで何もなかったから大丈夫」という気持ちは「核反応しなければ大丈夫」と同じ甘い考えではないかと思います。「人の振り見て我が振り直せ」日頃の注意でピット火災は防げます。ご注意ください。

最後にカートレースを観戦される方にひとこと。タバコを吸う方は必ずコースの指定された場所で喫煙したください。ピットの上の観戦席は絶対禁煙してください。また吸殻の処分には十分注意してポイ捨ては絶対にしないでください。コースサイドにあるスポンジバリアは可燃物でいったん火がつくと激しい炎があがります。火災でレースが中断することがないようにご注意ください。

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Scene23 賞品と表彰式

カートレースは入賞すると賞品がもらえます。

賞品の内容はトロフィー、メダル、タイヤ、ケミカルスプレー、トレーナー、Tシャツ、電化製品、キャンプ道具、ジュース、果物、その他豪華なところではカート1台、エンジン1基、賞金がでるレースもあります。

順位、レース、コース、地域、格式(全日本とか)によって賞品の内容は様々で面白いです。もちろん自分が優勝して賞品をもらえれば最高ですが、並べられた賞品で賞品授与が楽しめる場になっているレースは最後まで気持ちのいいものです。

主催者は賞品がマンネリにならないように苦労しているようです。レースの主催や運営は大変な割には地味で目立たない仕事なので、賞品授与には主催者のユーモアやアイデアを上手く表現できる場として活用してほしいと思います。

表彰式は賞品内容も大切ですが、アナウンスと進行が盛り上がりのカギをにぎっています。入賞者と身内にしか喜ばれない表彰式はいけません。その日のレースがどんなレースだったか一言付け加えて入賞者を呼びこんでほしいです。クラスと名前だけではどのレースだったか思い出せないことが多いです。

トロフィーやメダルの授与にはプレゼンターの紹介も欠かせません。多くの観戦者は開会式は見ていないからです。あと表彰式だからといってお決まりの曲の必要はないと思いますが雰囲気を壊さない「表彰にあった音楽」もあるといいのではないかと思います。

最後に、カートに乗っている方の中には賞品に縁のない方もいると思います。入賞にあと一歩届かなかった方、またレースにエントリーせずにカートを楽しんでいる方もいます。しかし、賞品という物を手にすることができなくても、全神経を集中してサーキットを走った思い出やカートを通じて出会った人が、カートに乗る人すべてが受け取ることのできる素晴らしい賞だと思います。

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Scene24 関東(西)エントラント

地方選手権は全日本選手権のエントリー資格を得るために参戦する通過点という一面をもっています。今年の全日本選手権をみると関東(西)から巣立っていったドライバーが何人も活躍していることに気づきます。今年の地方選手権を見れば来季全日本にエントリーする可能性のあるドライバーの成長を見ることができます。

関東(西)出身ドライバーの全日本選手権活躍の要素にはドライバーの才能もありますが、エントラント(ショップ)の力量を無視できません。また、全日本開催コースが含まれていることも一因だと思います。

地方選手権にエントリーするエントラントの顔ぶれは毎年変化があります。これはエントリーするチーム員がいるかどうかに関わっているので当然の事なのですが、その中でも毎年コンスタントにエントリードライバーを輩出しているチームもあります。

毎年、名を連ねるショップの中には「老舗」とか「名門」と呼ばれ一目おかれているところもあります。これは過去にチャンピオンを輩出した経験と実績をもっている証です。ひねくれた見方をすれば「全日本をめざすドライバーが集まったから」ともいえますが、無名時代にショップ初代チャンピオンを生み出せるだけの実力があり、絶えず努力してきたから現在の評価を得たともいえるでしょう。

これまで「レースエントリーはカートショップのレースチームからする」というのが当たり前でしたが、最近では独自にエントラント登録したチームからのエントリーも見かけるようになりました。これもカート界が広がってきた証拠ではないでしょうか。今後も地方選手権に多くのエントリーがあればいいなと思います。

関東(西)の昨年と今年を例にしてホームコースと地方戦を取り巻くショップ(エントラント)の印象をまとめてみました。

【第1戦 大井松田カートランド】

ガレージ茶畑 コースの近くにショップがありチーム員が多い老舗で四輪部門もある。カートはSLレースを主体にしているが地方戦には精鋭を送り込むという印象だ。

チャリオットレーシング 神奈川を拠点に四輪にもつながるコネクションを持つチームで98年関東(西)ではイエローのレーシングスーツとマシンで速さを印象づけた。

モリシタレーシング厚木を拠点としており大井松田を熟知している名門チーム。テクノフレームの輸入元でもある。

シェルティー湘南 神奈川勢の一角を担っているチーム。

【第2戦 榛名モータースポーツランド】

ハルナカートクラブ 地元榛名はもとより遠征先でも活躍するドライバーをみると、コースレイアウトに鍛えられて他のコースでも速いのではと思う。

おびカート 高崎に拠点を置くチーム。小尾氏のカートにかける情熱に惹かれたチーム員が集まったチーム。

赤坂レーシング 名チューナーと呼ばれる小笠原氏のカートに対する真摯な姿勢にチームが一丸となってレースに取り組んでいる。チャンピオン獲得も多い名門チーム。

レイランド 東京都内に拠点を置くショップ。関東(西)にエントリーしているのは全日本を意識してのことなのか、単に交通の便がいいからなのか不明だが、コンスタントにエントリーして活躍をみせている。 

【第3戦 サーキットあずみの】

チームみちこ やさしげな名前とは裏腹に関東(西)を賑わすチーム。地元あずみのでは必勝の意気込みで常に上位を獲得している。

IP Temptation ショップチームと違い、独自エントラントで活動している。98〜99関東(西)での活躍著しいチーム。

【第4戦 ラリーキッズ伊那】

パワーボールレーシングチーム カート界で知らない人はいない全日本FSAクラス佐野和志選手を擁するチーム。佐野選手のオーラなのか?結果をキッチリ出す姿勢を感じるチームだ。

【第5戦 榛名モータースポーツランド】

第2戦と同じコースです。

【第6戦 桶川スポーツランド】

PRKCパドック メットのPRKCが印象に残るチーム。関東(東地域)をエントリーの中心にしているので主催レースである第6戦には腕試しでエントリーという印象。

【その他のショップ(エントラント)】

サヤマレーシング 98年にはチーム員の多くが創設元年の98年関東(西)FP2クラスに参戦した。ショップの方針はローカルレースを中心にしているようだ。

ムサシノレーシング 横田基地に程近いところにある老舗ショップ。98年関東(西)FP2クラスではトーハツエンジンの開発と実績を作った。

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Scene25 振動とクラックについて

カートにはサスペンションがないので路面からの振動がハンドルやシートを通してガンガン伝わってきます。タイヤがショックをやわらげてくれるような気もしますがその効果はわずかです。コースを走っていればタイヤが縁石に乗ることもめずらしくありません。タイヤ径が小さいこともあって縁石に下手な乗せ方をすると固いシートで痛い思いをすることもあります。

ダイレクトに振動を感じるところがカートの魅力でもあるのですが、振動がいろいろなトラブルの原因になることも多いのです。

振動の要因は

カートはほとんどの部品をボルトとナットを使ってフレームに取り付けています。昔のカートはナットを2重にして緩まないようにしていましたが近年ではナットのネジ山側にナイロン製のゆるみ止めがあるので2重ナットにする必要はなくなりました。しかし、何度も使っているとナイロンの効果がなくなってナットが緩んできます。

ナットの緩みや脱落は走行に直接影響を及ぼします。マイカートで走っている方ならナットが緩んで何かパーツが取れた経験をした方も多いと思います。たいていカートコースのランオフエリアにはボルトやナットが落ちています。(切れたチェーンも)

振動そのものが原因ではありませんがフレームにクラック(ひび割れ)が入ることがあります。フレームは鋼管パイプを曲げておおまかな形として要所を別のパイプで補強してできています。この補強パイプは大抵溶接されています。クラックの大半はこの溶接部分で発生しています。

フレームはハンドルを切った時しなる≠謔、にできています。またコースアウトすればフレームに衝撃を受け溶接部分に負荷がかかりクラックの原因になります。フレームの耐用期間はフレームの走行履歴によって決まります。

中古でマシンを買う場合、信用できるお店のアドバイスを受けて買うことをおすすめします。知り合いから買う場合は走行履歴に嘘をつかない人から買うこと。コースアウトやクラッシュの跡、溶接部のクラックの有無は見てわかるものが多いので買う前にフレームのキズ(特に裏側(下面)やフロント)を確認しましょう。

レースに出るつもりなら中古よりニューマシン(もしくは新古車)の方が安あがりのようです。中古のマシンでコースアウト未経験のものはほとんどありません。少なからずフレームに無理な衝撃を受けているということになります。これから腕を磨いてレースしようとしたときマシンにハンデがあっては余分なエネルギーが必要になります。

マイカートは高価な買い物です。お金が貯まってない人はレースに使える程度のいい中古を紹介してもらえるようにカートショップの人と仲良くなって手に入れましょう。

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