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ひとり言 バックナンバー 1

Contents

Scene1 F1が開幕しましたね

Scene2 関東西地域開幕戦

Scene3 速く走るためのブレーキ

Scene4 カートは危険なスポーツか

Scene5 ドライビングの別世界へ
      


Scene1  F1が開幕しましたね

カートファンの方なら、たぶんF1にも興味があると思うのでその話題です。 '99開幕オーストラリアGPは、モーターレーシングのハプニングが凝縮されていました。

その1 ハプニングに入れては申し訳ないのですが、E.アーバインの優勝!うれしかった。サポート役としては高く評価されていたけれど、とかくシューマッハの影になっていたアーバイン。日本のF3000からF1に巣立ったドライバーが表彰台を独占したので、知り合いが優勝したような気持ちでした。そして、カートコースで知り合いとなったドライバーの方達がレースで優勝した時、私はアーバイン優勝と同じ気持ちを感じています。

その2  M.シューマッハがフォーメーションラップ スタートできずに最後尾スタート。トップのマクラーレンが次々トラブルに見舞われピットイン。予選で好タイムを出してトップからスタートしても「レースは、チェッカーを受けるまで何が起こるかわからない」を地で行く展開。大きな喜びの影には大きな落胆があるのもレース。

その3  M.ハッキネンがフリー走行でマシンをクラッシュ。他人の懐とは言っても新車です。それも1台数億ともいわれるF1マシン。カートでもやってしまう人がいます。おろしたてのマシンクラッシュ。F1の様にスペアーカーはありません。合掌です。

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Scene2 関東西地域開幕戦行ってきました

いよいよカートレース開幕の季節となりました。

 ここで、カートレースのことをご存知ない方に、各地で開催されるカートレースについて紹介します。
まず、ローカルレースという初心者から中級者対象のレースが各地のサーキットで開催されています。
カートエンジンは100ccですが、エンジンの形式やタイヤによってSSとかFR2のような呼称でクラス分けされています。
ローカルレースは通常同一コースで、年間5戦位のシリーズ戦になっています。順位によってシリーズポイントが与えられ年間チャンピオンが決まります。

 ローカルレースは同一コースですが、地域のコースを転戦するのが地方選手権です。
このシリーズは文字どおり全国をブロック分けして開催されるシリーズ戦で、FR2、FA2、FP2の3クラスでシリーズチャンピオンを決めます。
全日本選手権への出場権獲得を賭けたレースでもあります。ちなみに地方選手権からはJAF発行のライセンスが必要です。

 全日本選手権は、FSAを頂点にFA、IC-Aの3クラスがあります。各カテゴリーについては、また後日触れてみたいと思います。

 それでは3/21に開催された地方選手権関東西地域の開幕戦について。

 レース当日、天候はあいにくの雨。カートドライバーの中には、ほとんど雨を経験したことがない(中には雨だと走らない)という人もいるので、 雨が降ると順位が混乱します。
ウエットレースは雨用タイヤを履いているといっても滑りやすく、過激な操縦をすれば即スピン。 こればかりは経験(雨用マシンセッティング)がないとレースになりません。

 この日のレースは実にドラマチックに展開。画像は後日アップ予定ですが、 FR2優勝は佐々木潤選手(エンドレスウィン)、FA2は竹村純矢選手(IPtemptation)が優勝しました。
両名とも「繊細なドライビングと集中力なくして優勝なし」を見事に実践。 観戦にはつらいコンディションでしたが、寒さを忘れさせるレースでした。

レースの模様は'99関東(西)第1戦をご覧下さい。

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Scene3 速く走るためのブレーキ

 速いラップタイムを出すドライバーは、実にうまいブレーキングをしています。
ブレーキングとは、その名のとおりブレーキを踏むことなのですが、レーシングドライブの場合「強く、短く、的確に」が目的となります。

 強く踏むことは簡単そうですが、タイヤホイールがロックする(完全に回転が止まってしまう)と スリップした状態で不安定なうえタイヤの消耗が進むのでロックする寸前が理想です。

 短くというのは、ブレーキを踏んでいる距離と時間のことで強く踏むことと密接で、 逆にいえばアクセルを開けている時間が長くなるのでタイムアップにつながります。

 的確にというのはブレーキを踏む、緩める、離すポイントのことです。
毎回、同じ位置で踏めばいいというものではないのです。レース中は相手が走っています。次の周にはコースに泥や砂がでていることもあります。
コース状況の変化に対応してコーナリングに入れる速度に減速したらアクセルオン。レーシングマシンのブレーキングは、経験に裏打ちされた勘が必要です。

追記 ブレーキングの役割としてマシンの重心移動があります。ブレーキを踏むとフロントタイヤに加重がかかり後輪の加重が減り、その状態でハンドルを切ると方向転換がスムーズにできます。これはカートの後輪にデフがなく、後輪は左右同一回転していることと関係しています。

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Scene4 カートは危険なスポーツか

 カートを始めようと考えている人にはあまりいい話ではないのですが、いつか直面するかもしれないので今回はカートで怪我をするというテーマで考えてみたいと思います。


まず、カートに乗っている人の大半が基本的なルールやマナーを守って楽しくカートに乗っている。
どんなスポーツでも怪我しないスポーツはない。以上を前提にしたいと思いますが、テーマとしてかなり難しいのでその辺はご了承下さい。

◆モータースポーツの中では怪我の少ないと言われるカートですが、やはり怪我することはあります。まず考えられるのが、自爆。ドライビングミス、マシントラブルなどが原因でコースアウトして何かにぶつかるケース。
 コースは安全のためにスポンジバリアが設置されていますが、衝突の反動でマシンがひっくり返ることもあります。主に手首を捻挫、骨折、あるいは硬いシートで肋骨を痛めることもあります。

肋骨への負担 肋骨へは通常走行中でも強い横方向にかかる遠心力(横G)でかなりの負担がかかります。長時間この状態が続くと最悪の場合疲労骨折することもあります。このために肋骨を保護するプロテクターを身につけているドライバーも多く、シートに薄いクッションを貼っている人もいます。

◆次に、マシン同士の接触によるクラッシュで、他のカートに突っ込まれることが考えられます。フロントやサイドに衝撃吸収パーツが付いているとはいえ相手のマシンが上に乗ってくることもあります。この場合腕や足を痛めます。 

 ドライバーはコース内でおしがけしてしているとき無防備です。最近はジュニアドライバーのおしがけにコース内に入るお父さんもいますが、中には危険を知らないのかライン上でおしがけする人も見かけます。メットを被っていないピットクルーの人などは足をすくわれ頭を打つ可能性もあります。


 レースでクラッシュやスピンしたとき焦ってライン上でおしがけ復帰しようとする人も時々います。順位を争っているレース中は、オフィシャルの方がいても危険にかわりありません。もし自分が停止してしまった時、クラッシュした時、目前に他のマシンが迫ってしまった時、危険回避と安全確保を優先してください。

ライン コースには、レーシングラインという多くのマシンが通る道筋があります。
おしがけする時は、絶対にラインを外さなければいけません。コース内でストップしたらまず後続車にわかる様に手を振る。カートの流れを見てマシンを移動してください。

事故が起こる前に
いくつか事故の状況をあげましたが、基本に忠実でルールとマナーを守ることで無用なトラブルは減ります。事故を起こさないという気持ちを持って練習やレースにでてほしいと思います。具体的にはマシンのメンテナンスに注意すること。体調や集中力が落ちている時は走行しないなどです。「カートは危険だと他人に言わせないぞ」という気持ちを持ってもらいたいです。

 このようなことを言うのはおこがましいのですが、優勝するためにも無用な事故をなくすためにも必要なことはミスを減らすこと、ミスゼロを目指すことだと思います。これがドライバー、メカニック、ショップ、コース、カートに関わる人すべてがモータースポーツを通じて目指しているものではないかと思います。

追記

カート事故で最悪の事例は死亡事故です。人間の力をはるかに超えたスピードで走る以上、予期せぬアクシデントによって過去何件かの死亡事故が起きています。とかく「負の情報」は伏せられることが多いので耳にすることは少ないと思いますが、私達は二度と同じ悲劇を繰り返さないようにルールとマナーを守り「コースの危険個所はアピールする」ことを心にとどめておかなければなりません。

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Scene5 ドライビングの別世界へ

 カートの走行は、かなりの体力と集中力を必要とします。今回は、集中に関連して触れたいと思います。

 カートに乗る効能として「日常生活の煩わしさを忘れられる」ことがあげられます。
初心者のときはスピード感や横Gのすごさにショックを受けつつも一生懸命走っていい汗かいてイヤなことなんて考える余裕ないと思います。

 スピードに慣れてくると、意識しなくても感覚を研ぎ澄ませて走っています。
具体的にはコースレイアウトや路面状況、他のカートの動きを見る、エンジンの音を聞く、タイヤのグリップを感じる、scene3でも触れましたが減速のタイミングと感覚が経験によって向上するため漫然と走っていたのではうまくなりません。
自分より速い人の後を追いかけてライン取りやブレーキングを真似してみたりします。
その他にもセッティングを変えてどんな変化があったかなど、いろいろな情報を感じながら走ります。

 マシンに乗って集中力が高まると不思議な感覚を得ることがあります。上手く表現できるかわかりませんが、具体的に言うと、エンジン音がいつもより小さく感じられる。アクセルもブレーキもきちんと踏めているが力を入れている感覚があまりなく、周りの様子も自分が見ているのだが第三者としてテレビを見ているような感じがする。

 少々古い話かもしれませんがF1ドライバーのアイルトン・セナがモナコGPで優勝したとき「神が目の前に現れて僕を導いてくれた」というような発言がありましたが、神が見えるかはさておきセナの集中力は超人的であったことに間違いなく、この発言はセナが有体離脱に近い状態を表現したのではないかと思いました。

 速いドライバーは、押しがけしてマシンに乗れば常に集中力が高まるようです。また集中力の持続も重要でライバルがすぐ後ろにいれば終盤まで持続するのですが、単独走行が続くと人によってはラップタイムが乱れることもあるようです。

 集中力をどのくらい高めるか、どれだけ持続できるかもレースの結果を左右する重要な要素です。

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